「天使の羽」は憧れ?それとも要注意サイン? 〜翼状肩甲骨とは〜
- 助川 友樹
- 2 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは!
渋谷鶯谷町で活動をしている肩こり・腰痛・ぽっこりお腹・脚のむくみ
などにお悩みのあなたの味方
姿勢改善専門パーソナルトレーニングジム【grlow(グロウ)パーソナルジム】の助川です。
鏡で背中を見たときに、
肩甲骨が浮き出て「天使の羽みたいでキレイ!」と感じたことはありませんか?

実はこれ、解剖学的には
翼状肩甲骨(よくじょうけんこうこつ / scapular winging) と呼ばれる状態なんです。
翼状肩甲骨って?
本来、肩甲骨は背中の肋骨にピタッと張り付いて安定しています。
ところが、翼状肩甲骨になると肩甲骨の内側が浮き上がり、羽のように見えてしまいます。見た目は美しく思えるかもしれませんが、身体からの「要注意サイン」なんです。
なぜ肩甲骨が浮くの?
原因は、肩甲骨を安定させる筋肉がうまく働いていないから。
特に関係が深いのは次の筋肉です。
前鋸筋(ぜんきょきん)肩甲骨を肋骨に押し付ける役割。弱ると肩甲骨が外に開いたり浮いてしまう。
僧帽筋下部や菱形筋肩甲骨を下や内側に引きつけて安定させる筋肉。働きが弱いと背中で肩甲骨がぐらぐらに。
こうした筋肉のアンバランスが積み重なると、翼状肩甲骨になりやすくなります。
放っておくとどうなる?
「見た目がキレイだから大丈夫」と思ってしまいがちですが、そのままにすると…
肩こりや首こりが取れにくい
腕が上げにくくなる
四十肩・五十肩のリスクが高まる
姿勢の崩れやスタイルの乱れにつながる
といった不調を招きやすくなります。
改善のポイント
翼状肩甲骨を整えるには、肩甲骨を安定させる筋肉をきちんと働かせること が大切です。
おすすめのアプローチは…
自宅でできる!翼状肩甲骨改善エクササイズ
1. 肩甲骨プッシュアップ(前鋸筋を目覚めさせる)
四つん這いになり、肘は伸ばしたまま。
背中を床に沈めるように肩甲骨を寄せる。
今度は床を押すように肩甲骨を開いて背中を丸める。👉 10〜15回を目安に。
2. Yレイズ(僧帽筋下部を鍛える)
うつ伏せになり、両腕を頭の上で「Y」の字に伸ばす。
顔は床を向いたまま、腕を少しだけ浮かせる。
肩甲骨を下に引き下げる意識で。👉 8〜12回をゆっくり。
3. 壁押し呼吸(肩甲骨と体幹を安定させる)
壁に手をつき、軽く体を前に倒す。
肩甲骨で壁を押すようにしながら、鼻から息を吸う。
口からゆっくり吐いて、お腹を引き込む。👉 5呼吸を目安に。
どれも難しくない動きですが、コツコツ続けると肩甲骨まわりが安定していきます。
まとめ
背中に「天使の羽」があるように見えるのは、実は身体からのSOS。
ただの憧れの象徴ではなく、肩甲骨が安定していないサインかもしれません。
美しい姿勢は「見た目」だけでなく、「正しく支えられているか」が大切です。
気になる方は、ぜひトレーニングや姿勢改善に取り組んでみてくださいね。
grlowのパーソナルトレーニングとは
【サービス内容】
〇姿勢改善: 正しい姿勢を身につけることで、肩こりや腰痛の軽減・スタイル改善を図ります
〇ボディメイク: 体型を引き締め、魅力的なスタイルを実現
〇お腹痩せ・ヒップアップ・脚痩せ: 部分的なシェイプアップを目指す専門的なトレーニング
〇ダイエットプログラム: 健康的に体重を管理し、理想のスタイルを手に入れる
【おすすめポイント】
〇女性プログラム: 女性のお悩みに特化したトレーニングを提供
〇トレーニングのおすすめ: 初心者から経験者まで、それぞれに適したプログラムを提案
この記事の執筆者
助川友樹
パーソナルトレーナー歴11年、通算1万件以上指導。

資格:
・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー
・BFR認定トレーナー(加圧)
・健康管理士一般指導員
・南カルフォルニア大学 人体解剖修了
経歴:
2013年3月 新潟県トレーナー系専門学校卒業
2013年4月 某タレント有名パーソナルトレーニングスタジオに就職
2015年10月 副店長に就任。社内研修担当としても活動
2018年3月~ 独立し、grlowパーソナルジムをオープン。 現在8期目
年齢を重ねても自分の力で生活が出来る、
いつまでも現役で仕事ができるようになるトレーニング内容が
高齢者~ビジネスパーソンまで幅広く支持されています。