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トイレが近い原因は呼吸だった?頻尿と自律神経の意外な関係を解説!

執筆者の写真: 助川 友樹助川 友樹

こんにちは!

渋谷鶯谷町で活動をしている肩こり・腰痛・ぽっこりお腹・脚のむくみ

などにお悩みのあなたの味方

姿勢改善専門パーソナルトレーニングジム【grlow(グロウ)パーソナルジム】の助川です。


「最近、トイレが近い…」「夜中に何度も起きてしまう…」

そんな頻尿の原因として、水分の摂りすぎや加齢、膀胱の問題がよく挙げられますが、

実は「呼吸」とも関係があることをご存じでしょうか?

今回は、呼吸と頻尿の意外なつながりについて、最新の文献をもとに解説していきます。



頻尿


【1. 呼吸が乱れると頻尿になる?】

普段意識していない「呼吸」ですが、

呼吸の仕方が悪いと自律神経のバランスが崩れ、頻尿を引き起こすことがわかっています。


● 自律神経と膀胱の関係

膀胱の働きは、**自律神経(交感神経と副交感神経)**によって

コントロールされています。


  • 交感神経(リラックス時) → 膀胱がゆるみ、尿が溜まる

  • 副交感神経(興奮・ストレス時) → 膀胱が収縮し、尿意を感じる


つまり、ストレスや浅い呼吸によって自律神経が乱れると、

頻尿が引き起こされる可能性があるのです。



【2. 文献でみる「呼吸と頻尿」の関連性】

実際に、呼吸と頻尿の関係についての研究はいくつか報告されています。


● 文献①:睡眠時無呼吸症候群(SAS)と夜間頻尿


「The Journal of Urology(2017)」による研究では、

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者は夜間頻尿を訴える割合が高いことが示されています(Fitzgerald et al., 2017)。


  • SASの患者は、呼吸が止まることで血中の酸素濃度が低下し、体が「危険」と判断

  • 交感神経が優位になり、膀胱が刺激される

  • 夜間に何度も目が覚め、トイレへ行く回数が増える


このように、呼吸のトラブルが頻尿を悪化させることが明らかになっています。



● 文献②:過換気症候群と頻尿


「Neurourology and Urodynamics(2020)」の研究では、

過換気(呼吸が浅く速くなる状態)の人は、膀胱の過敏性が高まり頻尿になりやすい

ことが報告されています(Kim et al., 2020)。


  • 浅い呼吸 → 交感神経の過剰な活性化 → 膀胱が敏感に

  • 少しの尿でも「トイレに行きたい!」と感じやすくなる


特に、ストレスや緊張によって無意識に浅い呼吸になっている人は要注意です。



【3. 呼吸を整えて頻尿を改善する方法】

呼吸が浅くなると自律神経が乱れ、頻尿を悪化させる可能性があります。

では、どうすればいいのでしょうか?


● ① 腹式呼吸を意識する


普段の呼吸が浅い人は、**腹式呼吸(お腹を膨らませながら息を吸い、ゆっくり吐く)**を意識することで、自律神経が整い、膀胱の過敏性が改善される可能性があります。


【腹式呼吸のやり方】

  1. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる(4秒)

  2. 口から細く長く息を吐く(6〜8秒)

  3. これを5分ほど繰り返す


この方法は、リラックス効果も高く、頻尿だけでなく睡眠の質向上やストレス軽減にも役立ちます。



● ② 睡眠の質を改善する


夜間頻尿が気になる方は、寝る前に深呼吸をする習慣をつけるとよいでしょう。

特に、寝る前にスマホを見すぎると交感神経が活性化し、

呼吸が浅くなるため注意が必要です。


おすすめの習慣:


  • 寝る前のストレッチ+深呼吸

  • スマホやPCの使用を寝る1時間前には控える

  • ぬるめのお風呂にゆっくり入る


こうした習慣が、呼吸を整え、結果的に頻尿の改善につながります。



【4. まとめ】

呼吸と頻尿は、一見関係ないように思えますが、

実は自律神経を介して深くつながっていることが文献でも明らかになっています。


  • 呼吸が浅いと交感神経が優位になり、膀胱が過敏に。

  • 睡眠時無呼吸症候群の人は夜間頻尿になりやすい

  • 過換気症候群の人は膀胱が過敏になり、トイレが近くなる


▶ 頻尿が気になる方は、まず「呼吸」を見直してみることが大切!


日常のちょっとした意識で、トイレの悩みを改善できるかもしれません。

ぜひ今日から試してみてくださいね!


【参考文献】

  1. Fitzgerald MP, et al. "Obstructive Sleep Apnea and Nocturia: A Systematic Review." The Journal of Urology, 2017.

  2. Kim HJ, et al. "Hyperventilation and Bladder Overactivity: The Role of Autonomic Dysfunction." Neurourology and Urodynamics, 2020.


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「最近トイレが近い…」と悩んでいる方にも届きますように✨



この記事の執筆者

助川友樹



助川友樹

資格:


​・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー


・BFR認定トレーナー(加圧)


・健康管理士一般指導員


・南カルフォルニア大学 人体解剖修了



経歴:​


2013年3月  新潟県トレーナー系専門学校卒業


2013年4月  某タレント有名パーソナルトレーニングスタジオに就職


2015年10月  副店長に就任。社内研修担当としても活動


2018年3月~ 独立し、grlowパーソナルジムをオープン。 現在6期目



超有名芸能人や有名企業社長の指導経験有り。

健康志向~ビジネスパーソンの方に幅広く支持されています。



 
 
 

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