なぜ水が不足すると体が酸化してしまうのか?
「水が不足すると体が酸化してしまう」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
私たちの体は、約60%が水分で構成されています。
この水が不足すると、様々な不調を招くだけでなく、体の酸化を促進してしまうのです。
酸化とは?
酸化とは、物質が酸素と結びつく化学反応のことです。
鉄が錆びるのも、リンゴが茶色くなるのも酸化の一種です。
私たちの体も例外ではなく、常に酸化と抗酸化のバランスが保たれています。
しかし、水が不足すると、このバランスが崩れ、酸化が進んでしまうのです。
水が不足するとなぜ酸化が進むのか?
活性酸素の増加: 水は、体内の老廃物や毒素を排出する際に重要な役割を果たしています。水が不足すると、これらの老廃物が体内に蓄積しやすくなり、活性酸素が増加します。活性酸素は、細胞を傷つけ、老化や様々な病気の原因となります。
代謝の低下: 水は、栄養素を細胞に運んだり、老廃物を排出したりする際に必要不可欠な物質です。水が不足すると、代謝が低下し、エネルギー産生が効率的に行われなくなります。その結果、体内に疲労物質が溜まりやすくなり、酸化が促進されます。
さらには代謝されるはずの脂肪も代謝されないので脂肪の蓄積にも影響が。
血液の粘度上昇: 水分が不足すると、血液がドロドロになり、血液循環が悪くなります。血液循環が悪くなると、細胞への酸素供給が不足し、細胞がダメージを受けやすくなります。
水不足が体に与える具体的な影響
肌のトラブル: 肌は、体のバリア機能を担う重要な器官です。水が不足すると、肌のターンオーバーが乱れ、乾燥やシワ、肌荒れなどの原因となります。
疲労感: 水分が不足すると、エネルギー産生が低下し、慢性的な疲労感を感じやすくなります。
便秘: 水分は、腸の働きをスムーズにするために必要です。水が不足すると、便が硬くなり、便秘になりやすくなります。
免疫力の低下: 水は、免疫細胞の働きをサポートする重要な役割を果たしています。水が不足すると、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりします。
水不足を防ぐために
こまめな水分補給: 喉が渇く前にこまめに水を飲みましょう。
水分を含む食品の摂取: 水分だけでなく、水分を含む食品(果物、野菜、スープなど)も積極的に摂りましょう。
運動: 運動は、新陳代謝を活発にし、老廃物の排出を促進します。
質の高い睡眠: 睡眠中は、体内の水分バランスが整えられます。
ストレスの軽減: ストレスは、体内の酸化を促進します。ストレスを溜めないように心がけましょう。
まとめ
水が不足すると、体内の酸化が促進され、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。
健康な体を維持するためには、こまめな水分補給を心がけ、
バランスの取れた食事、適度な運動、質の高い睡眠を心がけることが大切です。
水分補給は酸性食品であるコーヒーや紅茶で補うとすると
身体の酸化を促進してしまう可能性があるので
「水」を摂るようにしてくださいね。
この記事の執筆者
助川友樹
資格:
・全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー
・BFR認定トレーナー(加圧)
・健康管理士一般指導員
・南カルフォルニア大学 人体解剖修了
経歴:
2013年3月 新潟県トレーナー系専門学校卒業
2013年4月 某タレント有名パーソナルトレーニングスタジオに就職
2015年10月 副店長に就任。社内研修担当としても活動
2018年3月~ 独立し、grlowパーソナルジムをオープン。 現在6期目
超有名芸能人や有名企業社長の指導経験有り。
健康志向~ビジネスパーソンの方に幅広く支持されています。
Comments